雨後雨

いつも降っています。日差しがあっても。

「リコはおかあさん」

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「リコはおかあさん」

 山本 まつ子(著) 間所 ひさこ(絵)

 

79年ポプラ社刊行です。

良い仕事しますね。

 

出産のために夏休みに入って直ぐに入院してしまったお母さん。

リコはお母さんから母親役を任されます。

弟の面倒を見ながら、田舎から出てきたおばあちゃんと夏を

過ごします。お父さんは体育の先生。

現実とファンタジーを交えながらお話は進みます。

リコが弟の為に作るネギの味噌汁で、私は初めて文章による

食欲の喚起という現象を体験しましたw

今でもお味噌汁にネギが入っているとこの話を思い出すのです。

この本は小学生の時に学級文庫で読みました。

私の学校では教室の後ろに本棚が一つあって、児童小説が収めて

あったのですが(どこもそうだとは思いますが)、今にして

思えば、その本もそうとう面白くクオリティは高かった気が

します。70年代の作品は時代を差し引いてもやっぱり児童書の

黄金期でしたね。

お子さんのいる方は是非とも読んであげて欲しいです。

定番の味

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ど定番のMAISENのカツサンド。

このお肉ってミルフィーユ方式なんですよね。

とんでもなく美味しいものでもないけど、やっぱり食べてしまう。

永く愛される定番はそういうものなのかもしれません。

 

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餃子の大将の社長も同じ様なこと言ってました。

美味しすぎると飽きられてしまう。

適度な味で毎日食べられる~飲食業のテーマなんでしょうね。

色物~Jazz

徹底的なコミックバンドは嫌いではありません。

 

しかし、実力の伴わない色物ジャズシンガーは悲しい。。。。

 


ジャズ界の"乳"フェース!高木里代子!!in東京ジャズ2015 ①

 

なんか、違う気がする。。。。

うーん、こう言う「世に出る」方法ってどうなんでしょうねぇ。

 

 

そう言えば、若い時に、

阿川泰子って歌は上手いし綺麗だよね~って、

当時、一生懸命ジャズの勉強をしていた友達に言ったら

「いや、綺麗だとは思うけど歌はどうなのかな」って冷めた

返事でした。子供だった私は、あんなに上手なのに下手なのか~

厳しいものじゃのぉと無理やり納得したのでした。

 


Skindo le-le 阿川泰子オンステージ 1982 (9-10)

 

確かに今聴くと下手だw

私も少しは違いが判る様になったのだろうか??

でもやっぱり綺麗だね。

 

亀梨×山P

亀梨君主演のドラマ

 

「ボク、運命の人です。」

 

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ボク、運命の人です。|日本テレビ

 

が面白い。

きっと亀梨君も山Pの役をやりたかった事だろうw

最近、文ちゃんがあまり可愛くなくなったが、

逆に魅力は増した気がします。

結婚したからでしょうかね?

自分は相手にぞっこんなのに、相手が全く振り向いてくれない。

でも、嫌われてないってだけで夢を見ることが出来る。

そんなシーンが女子をキュンキュン言わせていることでしょう。

確かに「運命的」という(大抵は独りよがりな勘違い)ワードは

急速に相手を好きになる要素ですね。

まあ、付き合った人の半分くらいには運命を感じたので、

運命(と言う思い込み)は結構身近に転がっているものかも

しれません。

でも、想うのはタダだ。

そして、振らないバットには決して球は当たらないのだ。

30代は短し。恋せよ乙女。

運命を超えて行け!!

 

 

ビバ!バカリズム

バカリズム師匠の架空OL日記がメチャツボである。

 


「架空OL日記」日本テレビ・読売テレビほか 絶賛放送中!

 

バカリズム扮する升野英知と先輩、同期、後輩の5人の

OLが銀行で働く物語です。

特に起承転結がある訳ではなく、OLあるあるが淡々と繰り広げ

られるだけなのですが、兎に角ハマりますw

 

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個人的には男前な先輩、小峰智子(臼田あさ美

 

 

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細か過ぎる先輩、酒木法子(山田真歩

 

この二人が気になるのだが、他のキャストも面白い。

洗面所ではなく給湯室で歯磨きをする男性上司を許せない

シーン等は最高w

OLブロガーさんには絶対お勧めであります。

「花いっぱいになあれ」

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「花いっぱいになあれ」

        松谷みよ子

 

S55~H3まで小学1年の国語の教科書に載っていました。

誰しも記憶にある作品だと思います。

種を結んだ風船を飛ばす。

これは自分に利益のある行為ではありません。

辿り着いたどこかで誰かが拾い、種を蒔いてくれるのか、

そのまま朽ちてしまうのか、それとも誰にも見つからない

ところで自然に発芽するのか。

今の時代にこの作品を読む意味はその辺りにありそうです。

きつねのコンは子供たちがこれから生きて行く世界を表して

いるのでしょう。

子供が初めて書物から切なさを感じる~そんな物語ですね。

 

登山と記録

エベレスト最高齢登頂を狙ったミン・バハドゥール・シェルチャン氏

がベースキャンプで亡くなったそうで。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 

三浦のおじいさんに奪われたタイトルを取り返したかったと

いう見出しですが、彼はネパール人なのでチャレンジの理由は

それだけでは無かったのかもしれません。

まあ、しかし、そんな彼の事情はさて置き、登山における記録と

いうのは「地理的」「技術的」の2点です。

年齢に対するチャレンジと言うのは一見、技術的記録に含まれる

感じがしますが、そんなものはTV向けの余興の様なものです。

エイドで登ったかフリーで登ったかはルールという意味で大きな

違いがあります。山にとっても受けるインパクトに違いがある。

これは極地法とアルパインスタイルの違いも同様。

しかし、20歳が登ろうと80歳が登ろうと山にとっては関係あり

ません。

山に全く興味がない人ならいざ知らず、山が好きなら、

酸素を使った7大陸最高峰登頂とか、フィックスを使いながらも

単独を謳っている様なチャレンジ(本人にとっては)にどの程度の

価値があるのか見極める目を持って欲しいなぁと思います。

 

高所登山と言うのはロジックで完遂出来るとは限らない行為です。

とんなにトレーニングをして、高度順化を完全に行い、天候に

恵まれてもデスゾーンでは持って生まれた弱い部分の因子が顔を

出したりします。それは個人の意思ではどうにもならない。

私の知人も以前、マッキンリーで大変な事態になってしまいました。

そう言う意味で、どんなに慎重に段階を踏んでも、イモトのエベレスト

チャレンジはお茶の間企画とはならないと思うのですよねぇ。