雨後雨

いつも降っています。日差しがあっても。

北野映画

ヤクザやギャングを安易に登場させる映画が好きではありません。

そう言う意味では、北野作品の半分位も興味の対象外です。

では、一番好きな作品はと言いますと、

 

 f:id:bluekana:20170905195709j:plain

 

「あの夏いちばん静かな海」

 

耳の聞こえない主人公と幼馴染の彼女がサーフィンに出会い、

上達していく過程を描いた、タイトル通り静かな作品です。

主人公(真木蔵人)が独力でサーフィンを始めるシーンがとても良いです。

そして、主人公同様、耳の聞こえない彼女(大島弘子)が彼を献身的に

支えるシーンも。

彼氏と喧嘩中の彼女はこの映画を観て今一度、冷静になりましょう。

初めてのサーフィン大会での悲しい結果。

何かと気に掛けてくれる武骨だけど優しいサーフショップのオーナー。

そして、次の大会で入賞して小さなトロフィーを貰うシーン。

北野武の繊細さがちりばめられています。

監督曰く、これはビデオシアターで上映される作品であり、

大画面のハリウッド映画と一緒にしてくれるな~との事ですが、

小作品にはそれ故の良さがあります。

切ないラストになりますが、観終わった後はきっと好きな人に寄り添いたく

なります。秋の夜に是非。

私的には好きな邦画ベスト10に入ります。