島田紳助の「風よ鈴鹿へ」を明石家さんまは大爆笑していました。
普段、ひねくれたことを笑いのネタにしてるくせに、
ことバイクになると「泣ける」をやたら真正面から連呼する
のは如何なものかと。
確かにその通り。
映画やドラマは作り手の思いではなく、観客がどう受け止める
かが全てです。
「母の死を乗り越えて製作した」なんてコピーにはなんの意味も
ありません。
しかし、紳助さんもよっぽど悔しかったのでしょう。
「風スローダウン」と言う邦画は、きちんと泣ける青春映画に
なっています。私がバイクレースに挫折した時期と重なったのも
ありまして、個人的な思い入れがあるのは否めませんが。
まあ、観客はお金を払ってその作品を選ぶので、作り手とは逆に
どんな個人的な事情を作品に重ねようと自由ですね☆
ヒロインの五十嵐いずみも好きなんです。
最後の5分はぐっとくるものがあります。
この映画は青年の成功ではなく、選択と挫折を描いた作品です。
主題歌はBOROの「季節のない季節」
こちらは真正面から青春を歌い上げた長い曲です。
映画を観てから改めて聴いて頂けると染みます。
まあ、世の中冷めた感じがもてはやされていますが、
時にはこんな直球も良いのではないでしょうか?