随分、遅くなりましたがやっと読みました。
「すべての男は消耗品である。 最終巻」
84年から34年間続いたエッセーのとうとう最終巻です。
感慨深いです。
基本的に書いてあることは屁理屈です。
また、その伏線の張り方がいやらしいので、過去には
山田詠美にこっ酷く批判されたりもしました。
「文壇会のおぼっちゃま君」は名言だ。
いや、それでもこの方は日本人というものを大方の人間
より深く考え続けてきたのでしょう。
昭和の気骨(なんて言い方が正しいのかどうかは判らない)
を持った残り少ない作家であることは事実だと思います。