雨後雨

いつも降っています。日差しがあっても。

本当の本物

2次、3次利用を考えて最初の構想から・・・・・

まあ、あれだお金ってことよね?

 

 

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「えんとつ町のプぺル」

          にしの あきひろ (著)

 

絵本は大人が読んでも楽しいものだし、

どんな思惑があろうと、作品のクオリティでのみ評される

べきかもしれないけど。

でも、作者がそれを言ってしまってはなぁ。

 

 

 

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売れてるそうです。

100冊購入して手持ちで持ってくる事を条件に

西野さんとホリエモンがスナックのママ役をやるお店に

招待するとか言う企画をやってました。

 

まあ、ここまで書けばお判りでしょう。

私は、この手のインフルエンサーやそれに取り込まれて

しまう、薄いポジティブシンキングな方達が嫌いなのです。

でも、それはそれ。

生き方は人それぞれなので、私が嫌いなだけで否定する訳

ではありません(多分)。

しかし、彼らのオンラインサロンとやらに入会してる人って

本当に実在してるんでしょうか??

私の周りには一人もいません(良かった!)。

身近に居ますよ~なんて方がいらっしゃいましたら、

是非教えて頂きたいものです。

disりまくってますねwゴメンナサイ☆

 

悪口は生産性が無いので、ひとつ対照的なエピソードを

照会しましょう。

 

 

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「いやいやえん」

     中村李枝子 作 大村百合子 絵

 

日本の児童文学書の最高傑作ではないかと思います。

作者は中村李枝子さん。

ぐりとぐら」の作者さんと言えば知らない方は

いないでしょう。

1962年初版で、私の実家には物心つく頃にはありました

ので、多分10年歳の離れた姉が親から買ってもらった

のだと思います。

私は甥や姪が絵本に興味を持ちだした頃や、友人の子供

が入園した際に、折につけ購入してプレゼントしています。

最後に購入したのは確か2年程前。

最寄りのスーパーのレジの隣にある一棚だけのBOOKコーナー

でした。

1962年初版の児童文学書が平成も終わろうかと言う時に

スーパーに通常在庫として置かれている。

時間を超越する作品。凄いですね。

 

そして、この本を巡るもうひとつのエピソード。

かの巨匠 宮崎駿は若かりし頃、児童文学作家を志して

いました。そして、この「いやいやえん」を読んで

自分にはとてもこんな作品を書くことは出来ないと

進むべき道を修正することとなります。

本物に本物を思い知らせる中村文学の世界。

一冊の書籍が紡ぐ素敵な逸話。

これを本当の本物と言わずしてなんと言いましょう。

 

世間の評価はどうなのか知りませんが、

私にとっては、あまりにも対照的な2つの作品なのです。

そして、本音を言えば・・・・・。

まあ、語るまでも無いですね。

きっと時間が証明してくれることでしょう。