面白い話をしましょう。
質問です。
あなたは「鉄」という物を見たことがありますか?
答えは殆どの方がYesでしょう。
でも、極一部の方を除いてそれは間違いです。
鉄(元素記号Fe)は日常の中にはまず存在しません。
私達が普段、鉄だと思っているのは鉄に炭素を混ぜた
合金である「鋼(ハガネ)」です。
炭素を含まない純粋な鉄は脆く直ぐにイオン化
してしまうので、世の材料とはならないのです。
表面的に判りやすい話、大抵は外見や優しさと言う
特性とは別に、見えないけれどその人の核となる考えや
経験、傷と言うものがありますよね。
ずっとお付き合いをした後に、相手のその核に触れたり
打ち明けられたりすることがあります。
どちらかと言うと、恋愛感情の強さより人間性を試される
時となるのでしょう。
純粋な鉄に微量の炭素を混ぜた鋼は格段に強度が上がります。
そして、「靭性(じんせい)」と呼ばれる粘り強さを兼ね備えます。
あなたがパートナーの核となる部分を受け入れて包み込めるのならば
その関係は鉄から鋼となることでしょう。
鉄のままなのか鋼なのか?
続くか続かないかは。案外その一点だけなのかもしれません。