私は中学生の頃に野池でブラックバス釣りを行って以来、
一切、キャッチアンドリリースの釣りはしていません。
父に厳しく否定されたのと、作家の野田友佑氏が提唱していた
様に、釣りは食べる為に行う~と言うのが本来の姿勢だと
考えるのに矛盾が無いからです。
かと言って、子供にとって虫を捕まえるのが生き物の命を知る上で
プラスになったりするように、食べないけれど釣りと言う行為を
体験するのが悪い訳ではありません。
ヘラブナ釣り師は全国に相当数居ると思いますが、フナを食べる
人は極わずかでしょう。
日光の中禅寺湖では野生化したニジマスを釣ることが出来ますが、
全てリリースしなければなりません。
これらは、突き詰めれば命を遊びの対象とした行為です。
父も野田さんもこれが許せなかった訳です。
大人になってからの私は、自分ではそう言う釣りは行いませんが、
それを好きな人を否定する気はありません。
しかし、ブラックバス&バス釣り師(バサーと呼びます)に対する
風当たりは強いです。かなりの場面で全否定されています。
宮城県のHPなんかは一刀両断で、バスアンチ派は諸手を挙げて
喝采を送りそうな切れ味です★
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/suishin/yugyobqa.html
私もこの通りだとは思いますが、私達ルアー第一世代(違法な放流が
行われる過程を見て来た)と違って、物心付いた時から親に連れられて
河口湖に通っていた様な世代にとっては、自分の中心にある楽しみに
対して「ダメ、ゼッタイ」と言われている訳で、そうなると上記HPの
Q&Aにある様に、苦しい言い訳を並べ立てるしか無くなってしまいます。
まあ、難しい話ですが、私としてはバサーの方々は騙されたと思って
トラウト(鱒)釣りをしばらくやってみたらどうかなぁ~と提案する
のが精々です。
しかし、日本の自然は本当に脆弱です。
皆さん、高く掲げ、慎重に使い、大切に守りましょう~。