雨後雨

いつも降っています。日差しがあっても。

山スキー

2日になりました。

今日は予てからの計画通り裏山へスキーに行きます。

車を使わずに玄関から山スキーに出発するというのは

なかなか痛快です。

因みに都内の最高峰は雲取山

標高は2017mあります。

南岸低気圧ドカ雪直後に山スキーを行った記録もあるそうで

条件が揃えば東京都でも自然の山でスキー登山が出来るという

楽しい話でした。

 

さて、自分の山に戻ります。

7時半に出発。

通常のバックカントリースキー装備を背負っていますが、

食料は行動食と水は750ccしか持っていません。

万が一ビバークになってしまったら雪を溶かそうと思います。

 

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出発~♪

 

 

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除雪の入る通りを進みます。

ガチガチですね。

スキーを背負って歩く変な人ですが、人っ子一人居ません。

車も一台すれ違ったのみ。

 

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右に曲がって山に続く道を進みます。

この先に一軒宿の温泉があるので除雪は行われています。

 

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温泉宿の手前。

この先を左に曲がります。

裏山が見えます。

道路上の距離であと6km程で目的地の山上の駐車場。

 

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どうやらゲートまでは除雪されている様です。

ありがたいことです。

 

 

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ゲートに到着。

ここでスキーを装着します。

 

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シールと呼ばれる接着剤の着いたカーペットの様な帯を板に貼り付けます。

これは毛が一定方向へ植え込んであって、前には滑りますが後ろには雪を

噛んで滑らない様になっています。これで、ある程度の斜面なら登ることが

出来る様になります。

 

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私の板は「テレマークスキー」と呼ばれるつま先しか固定されていない

スキーになります。ターンも通常のアルペンスキーとは足の使い方が逆に

なります。アルペンタイプの山スキーも当然有りまして、歩く時はつま先側

がヒンジになって踵が上がる機構になっています。

 

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板を背中から降ろせて、スキーを履いて歩けるので俄然スピードアップ。

雪に覆われた車道をガシガシ進みます。

しかし、スキーを履いていても10㎝程は沈むので春の様にはいきません。

 

 

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車道の通りに歩くととんでもなく大回りになってしまうので、

所々ショートカットします。

 

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ショートカット出来るポイントには樹に赤のペイントが施されていました。

 

 

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ショートカット~車道歩き~のサイクルが続きます。

車だとあっと言う間ですが、歩くと結構本格的な山スキーです。

 

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裏山が良く見えるポイント。

 

 

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一つ隣の山稜。

あちらも縦走したら楽しそうです。

 

 

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左側は大きな谷です。

滑落するとシリアスな事態になりそうなので、

吹雪いて視界の悪い時は要注意です。

しかし、昨日までの悪天が嘘のようにこの日は全くの無風。

ポカポカして暑いです。

 

 

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裏山とその奥の山が見えます。

あと少しでゴール。

 

 

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最後の長い直線を歩き切ると大駐車場に到着です。

裏山の頂まで登る事も可能なのでしょうが、夏季にも登ったことが無いので

それはまた今度ということにします。

今日はここがゴールです。

 

 

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ダムです。

この奥に湿原があって、夏は木道の上を周遊できるようになっています。

 

 

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東屋のベンチでカボスのジュースとクッキーで休息。

誰も居ない。無音。

実に気持ちが良いです。

静寂を堪能したら、シールを剥がしてブーツのバックルを締めます。

多分、この斜度と雪質だと下りは自分のトレースを使って

辛うじて板が進む程度だと思われます。

まあ、それも山スキー

登ったから必ず楽しい下りがあるとは限りません。

しばらくゆっくり滑っていくと、スノーモービルの方がトラブルに

見舞われていました。

成程、このコースはスノーモービルにも恰好のコースですね。

少しお手伝いさせて頂いて暫し談笑。

 

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ここからはスノーモービルの方の轍があるのでスキーも滑ります。

時々、登りに使ったショートカットの斜面を滑って、途中もう一台

2サイクルエンジンのスノーモービルの方とすれ違いました。

そうこうしている間にゲートに到着。

後はセカンドハウスまでゆっくり歩いて無事に終了。

なんとも愉快な裏山バックカントリースキーの半日でした。

クロスカントリースキーのコースとしても秀逸かと感じました。

この先、膝が悪化してしまったら私も軽いクロカンの板で

歩くスキーに転向しようかと思っています。

そんなフィールドが直ぐ傍にあることに感謝です。

 

妻の人は4日から仕事なので3日はまた少し除雪をして帰宅。

インターやSAは結構混んでいましたが、渋滞は発生せずに

2時には到着。

山は荒れ気味でしたがゆっくり出来た年末年始でした。