2000年頃の世界的な材料不足があってからか、
工業製品のPU(ポリウレタン)の使用率が上がった。
これはどうしようもない材料だ。
特に高温多湿な日本には合わない。
加水分解してしまうのです。
しかも、タチが悪い事に新品から数年は何ともない。
何年かして、ある時何時もの様に使おうとすると、
ボロボロ、粉々になる。
一番端的なのはザック(リュック・バックパック)の
コーティングです。
まず、ベトベトになって、次に剝離。そして粉々に。
そこ以外はなんともないのにとても使用できない状態に
なってしまいます。
お気に入りだったドイターのバックカントリー用ザック。
使用5年を過ぎたら、内側と外側のコーティングが同時に
粉々になりました。
どうしても諦めきれなかったので、重曹を溶かした水に浸けて
傷んだコーティングを剥がしてしまう方法を試みました。
しかし、範囲が広すぎた。。。。。
こりゃ剥がし切れませんね。
白だった部分も黄色く変色してしまったし、
飽きらめるしかありません。残念です。
マックパックやファイントラックはPUを使わない方向なんですよね。
真っ当です。
97年に購入したモンベルのリフトザックが全く問題なく
今も使えています。
次に購入するザックもそんな風に使える物を選びたいです。