雨後雨

いつも降っています。日差しがあっても。

<C>

硬派なアウトドアブランド~

 

 

お馴染みブラックダイヤモンド。

 

もしご存知ない方でも~

 

パタゴニアは耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

実はこの二社の創業は同一人物。

 

 

登山家でスキーヤーで鍛冶屋で

アメリカの経営者TOP10にも選ばれたKing of アウトドアズマン。

イヴォン・シュイナード氏。

 

ガレージファクトリーでクロームモリブデン鋼のピトン(ハーケン)の

製作から事業を起こし、最初の会社シュイナードイクイップメントは

成功します。

しかし、クライミング用のハーネス(安全ベルト)の使用方法により

死亡事故が起きてしまいます。

遺族により高額な賠償請求が行われ、結果としてシュイナード氏は新たに

創業したパタゴニアを守るため、シュイナードイクイップメントを

当時の社員に譲渡。そこで新たにブラックダイヤモンド社が立ちあげ

られます。ブラックダイヤモンドのロゴがCのデザインになっているのは

シュイナード氏への敬意の表れです。

 

 

先日、ブラックダイヤモンド製のスリングを購入しました。

ライミングの際に自己確保を取ったりする為に使う物で

静荷重なら1トン以上の荷重に耐えます。

今回、私はバイクの整備の為に入手しました。

まあ、その使い方はまた後日。

 

 

   

 

シュイナード氏の人材育成を象徴するのが、

サーフィン用品を売りたいなら、

営業マンにサーフィンを教えるよりサーファーに営業を教える方が

遥かに簡単だと言う考え方です。

その為、パタゴニアに多くのワールドクラスのアスリートが

開発や営業の社員として在籍しています。

そして晴れた日にはオフィスを飛び出してサーフィンに行きます。

最高のサーフ用品は最高のサーファーによって作られる。

素晴らしい哲学です。

日本の企業も見習って欲しいものです。

そして、パタゴニアは環境問題に対して真摯に戦う企業でも

あります。ですが、中にはそれを偽善だと言う方もいます。

しかし、シュイナード氏はそんな中傷で理想を諦めたりはしません。

持続可能なんて言葉が世に出る遥か前から環境負荷に対する

取り組みを続けています。

厳しく優しく自然を愛し続ける実業家。

こんな企業で働ける方はきっと幸せなことでしょう。