最近、静かに私と同世代の間で話題になっている~
「団地のふたり」
藤野 千夜
50代の物心付いた頃からの幼馴染が子供の頃から
住んでいる昭和的な古い団地で静かに日々を送る。
本当にただそれだけのお話なのですが、
それがなんとも心地良くて2~3時間で読了。
このテーマでこの読ませ方。
流石は芥川賞作家!!
ドラマ版も放送中。
私にも同じ様な幼馴染が居ます。
拝金主義者の自分がお金では買えない最も大きなものと
言われたら幼少の頃から過ごしてきた彼との時間でしょう。
大人になってから出会った人は、まあ言うなれば自分の
選択です。しかし、気心が知れ半世紀を一緒に歩んで来た
幼馴染は選択では手に入りません。
それだけで、こんな自分の人生も幸せだったと言うことです。
ありがたいことばかり。