冒険物の本(ノンフィクション)って良いですよね。
登山好きの方は大抵、植村直己の「青春を山に掛けて」や
「北極圏1万2000キロ」を読んでいますよね。
まあしかし、現代に於いては地理的、歴史的に「冒険」と
名の付く行為はやり尽された感があります。
後は宇宙ですかね?
90年代に行われた山形出身の冒険家 大場満朗さんの冒険記を
読みました。北極海を単独徒歩で横断したのは初だそうです。
大変なご苦労があったようなのですが、極めて個人的な感想
としては飛行機による補給を何度も受けているのでスタイルと
してはどうなのかなと思います。
勿論、ご本人はやりたいからやっただけで記録うんぬんはどうでも
良いことなのでしょう。冒険は飽くまで個人が自分の満足の
為に行うものであった方が健全です。
なのでそこに文句を言う気は全く有りません。
唯、私自身はサポートやデポジットで用いて120%の行為を行うより
全て自力で100%の冒険に挑む方が好みだと言うだけです。
まあスタイルは人それぞれ。
そして大場氏の冒険が命懸けで留まる事を知らない情熱に支えられた
行いだったことは揺るぎない真実です。