「花いっぱいになあれ」
S55~H3まで小学1年の国語の教科書に載っていました。
誰しも記憶にある作品だと思います。
種を結んだ風船を飛ばす。
これは自分に利益のある行為ではありません。
辿り着いたどこかで誰かが拾い、種を蒔いてくれるのか、
そのまま朽ちてしまうのか、それとも誰にも見つからない
ところで自然に発芽するのか。
今の時代にこの作品を読む意味はその辺りにありそうです。
きつねのコンは子供たちがこれから生きて行く世界を表して
いるのでしょう。
子供が初めて書物から切なさを感じる~そんな物語ですね。