今週も山スキーです。
今回は私の大好きな浅草岳です。
魚沼の入広瀬の奥にあって、静かな山です。
道路の除雪終了地点に車を置きます。
ここはもう営業していない大自然館というホテルの前です。
しかし、問題発生。
相方のスキーのビンディングのパーツが破損してしまい、
セットしたブーツが外れない!
これは、つまり、途中で雪が切れていた場合非常にやっかいな状況に
なると言うことです。
まあ、取り敢えず頑張ってもらうしかありませんw
まずは例によって雪に覆われた林道歩き。
私達も含めてこの時点で7~8人の入山です。
やがて、尾根に上がります。
所々、クラックが入っていますが、雪はほぼ繋がっています。
途中、一度だけ板を外して雪の切れたブッシュを抜けました。
相方は少し下の斜面から登ってこの箇所を回避した様です。
尾根が見渡せる様になりました。
ピークに見えるのは嘉平与ボッチ。
まずはここを目指して前進。
魚沼の山々。
後ろを振り返れば守門岳。
しかし、稜線に上がってしまえば、楽しい雪上散歩と言った感じです。
右はムジナ沢、左は早坂尾根で展望も良し。
飯豊の巨大な山塊が遠望出来ます。
嘉平与ボッチを右からトラバース。
クラックも入っていて写真より結構悪い状況です。
今回は少し下がって、登り返しました。
初心者の方にとっては核心となる部分でしょうか?
まあ、そうは言っても雪は柔らかく、滑落する程ではありません。
前岳の手前まできました。
ここから一登りです。
左が山頂。
田子倉湖や鬼が面山の爆裂火口跡が見えて奥利根の自然を堪能。
山頂に到着。
風を避けた場所で昼食。
今回は体力的には楽でした。
協議の結果、往路では無く、早坂尾根を滑ることにしました。
早坂尾根は前出の鬼が面山が爆発した際に溶岩が流れた為に樹々が無く、
スキー場の様に開けています。
その為、ものの10分程で山頂からこんなに下れてしまいます。
雪質は良く、非常に快適。
滑るに従って傾斜は無くなっていきます。
しかし、守門に向かって自由に滑るのは最高です。
無木立の尾根の端まで滑ったら尾根を降りて沢に降ります。
沢に降りる斜面は樹々の間を縫って滑る必要があります。
雪質が良いのでテレマークターンでスイスイ滑れました。
沢筋の滑降も春らしくて楽しい。
良いルートです。
林道に合流。
ここからは、ゆるゆると下ります。
時にスケーティングやストック推進。
こう言う、横の移動もまた山旅っぽくて好きです。
雪の積もった橋を渡ります。
林道上とは言え、意外と悪い箇所もあります。
この状況で右側に落ちると、当然ですが重篤な事態になります。
出発地点であるゴールが見えました。
楽しかったです。
帰りは入広瀬にある温泉施設で汗を流して、
小出インターそばの雪国舞茸の直営レストランで舞茸ずくし料理を。
黒がテーマの嵐山SAでエスプレッソソフトを食べました。
「目が覚める」の評判通り、かなり苦め。
ビター好きの方には良いのかも。
大した渋滞も無く、6時頃には帰宅出来ました。
やっぱり春の浅草岳は良い山です。