雨後雨

いつも降っています。日差しがあっても。

Barの作法

Barはお酒を飲む場所です。

そこにはある程度のルールがあります。

 

ビールは置いてはありますが、

若干、微妙なオーダーと言うことになります。

出来れば初めて入るお店では止めた方が良いでしょう。

 

ショート

 

 

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こう言うやつ

これは3口、10分以内で飲むのがマナーです。

バーテンダーさんは少しでも冷たいショートカクテルを提供する

為に血道を上げています。

それをダラダラと飲むのは失礼になります。

 

 

ロング

 

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こう言うやつ

こちらは氷が入っているケースが多いのでショート程は時間の

限定がありません。しかし、30分以内と言うのが目安です。

そして、基本的にビジターであるバーではオーダーは3杯までと

なります。居酒屋の様にダラダラと飲む場所ではないのです。

残念ながら日本では老舗のホテル以外にはきちんとしたバーは

数多くありません。

本当にトレーニングされたバーテンダーさんは、おしぼりは自分で

クリーニングしたり、柑橘類は自分で育てる等、見えないところで

物凄い努力をなさっています。

バー未体験の女性には、是非一度、都心のホテルのお店に行かれて

みることをお勧めします。

ちゃんとしたバーテンダーさんは、初体験であることを伝えても

絶対に見下した態度は取りません。

飲んでみたいカクテルの希望を伝えれば(きれいなやつ~とかで

構いません)きっと、あなた好みの一杯を作ってくれる筈です。

さあ、コロナ自粛が明けたら、いつもより少しだけドレスUPして

髪もアップにして、少しだけ勇気を出してスツールを目指しましょう。

3杯のカクテルを飲み終わってお店を後にする頃には、大人の女としての

自信が上乗せされることを請け合います。

そして、少しの幸運が加われば素敵な出会いが無いとも限りません。

3杯+チャージ+思い切ってタクシー

給付金10万円の一部をこんな風に使ってみるのも一興ではないですか?

 

カウンターでグラスを傾ける大人の女性が増えます様に。

 

 

 

 

 

 

 

残念

毎年、ゴールデンウィークの翌週は尾瀬の山でスキーを

するのを楽しみにしています。

 

 

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画像は2018年の物。

 

今年はスキーどころではない状況ですね。

来年の冬に同じか、より悪い方向に振れないという保証も

ないのかもしれません。

どんな事にも終わりがあります。

私のスキーももう終わりなのかもしれないし、

もしかしたら、来年はフルシーズン滑れるのかもしれません。

自分が凄く大切にしていた事柄を諦める~という行為に

耐性を持てる様になるというのがここ数年の課題だった

訳ですが、図らずもその成果を試されるのかもしれません。

 

 

心の旅

登っていた時期も登っていない時も、

いつでも探しています。

明け方の街 桜木町で こんな場所に来るはずもないのにw

 

はい、探し物は岩です。

オリンピック競技にもなって日の目を浴びていますが、

日本では永らくマイナーなスポーツでした。

ボルダリングの語源は「boulder=大きな岩」。

これは通常ロープを付けないで行います。

落ちても死なない程度の高さで行いますが、着地のコントロール

も含めて突っ込むか止めるかは自己責任。

私の周りにも大けがした人は多数います。

それとは別にロープを付けて行うのはリードクライミング

ロープを使って確保してくれる人をビレイヤーと言います。

ライミングの世界には本当にあれこれ色々な「事情」って

ものがありまして、私はそういったあれやこれやが苦手なので

もう随分と前からこの世界とは距離を置いています。

そんな私の唯一の接点が冒頭の岩探しです。

まあ、大きな壁は関東一円に至っては虱潰しに開拓されて

しまっているので、私はもっぱら釣りやバイクツーリングに

出掛けた際に、クライマーがやって来そうにない場所に眠って

いる小さなボルダーを探しています。

尤も、見つけたからと言って勝手に登って良い訳ではありませんし、

そこにも色々なルールが存在します。

まあ、そんな訳で今は唯、登攀の可能性のある岩の存在を

確認すること自体が楽しみなのです。

そんな私の最近の大発見。

 

 

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薄っ被りの凝灰岩。

上部に蔦はあるものの、このすっきり感。

抜け口の傾斜もこれぞボルダーという感じです。

加えて道路脇でアプローチゼロ。

 

 

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ホールドは薄いエッジと1~2フィンガーのポケット。

 

 

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見てるだけでドキドキする滑らかさ。

と、ここまで書いて残念ですが、この岩は個人の所有地の中。

上物は建っていないので、岩ごと所有者に交渉して土地を売って

もらうことは可能かもしれません。

と言うか、場所も良いし私が買えば良いのかな?

多分、1級から3段位の課題が設定出来ると思いますので

鍛えなおして老後の楽しみとするのも良いかもしれません。

運ぶことが可能なら我が家の庭に。。。。。無理か。

まあ、動かした時点で傾斜も変わってしまいますので、

課題としての価値も変わってします。

やはりこれは、発見しただけで幸せを感じることが出来た。

それで満足すべきなのでしょう。

 

 

好み

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メイベリン アイライナー ハイパータイト ライナー

BK-1 ブラック

 

15度に傾斜したペン先が気になって使ってみました。

うん、私は使い易かった。

でも描き難いって感じる方もいらっしゃるでしょう。

好みとしか言いようがありませんが。

発色は比較的良かったです。

奇をてらうのでは無く、こういった地道なトライは好感が

持てます。例え本流にはなれなくても。

 

 

 

 

脱力

J・グリシャム。巨匠ですね。

映画化された作品も多数ありますし、

とても好きな作家です。

原子力潜水艦をめぐる巨額の横領を描いた

「パートナー」は記憶に残る傑作です。

 

 

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しかし、この辺を境にキリスト教への傾倒が作品にも

表れ出します。

「テスタメント」ではそれが顕著に。

 

 

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私は宗教を毛嫌いしているので、これでこの作家さんの

作品を読むことも無くなったか~と思ったのですが、

その後、作風もちょっと変わって、以前の様な緻密なプロット

に支えられたリーガル物ではなく、肩の力の抜けた人間臭い

作品で版を重ねます。

ひょんなことから地方の週刊新聞社の若き社主になって

立て直しに奮闘する「最後の陪審員」は気負った感じの抜けた

グリシャムさんの良い面が出た作品でした。

 

 

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今回は「危険な弁護士 上・下」を読みました。

ちょっと悪だけどとっても人間臭いラット先生が

アメリカの闇の部分に翻弄される依頼人を救うべく奮闘

する読み切りの短編。

自分の弁護はこんな人に依頼したいです。

今後もこの位の作品を末永く書き続けて欲しいなぁ。

 

 

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