雨後雨

いつも降っています。日差しがあっても。

諸国漫遊

 

 

 

「風と夢・オンザロード」

      藤原審爾

 

またバイク物書籍です。

80年代にバイク雑誌に連載されていた小説。

モラトリアムな青年二人が日本中をバイクで旅するお話。

実際には起こりそうもない、でも荒唐無稽とまではいかない様な

事件に巡り合いながら旅を続ける~そんな内容で御座います。

しかし、80年代のバイクに関する書籍のタイトルは今見返すと

かなりきついですなw

昔、久米宏がライダーの発言って言うのはどうしてポエムなんだ?

って苦笑してたことがありますが、まあその通りww

 

ツーリングって言うのが自分はあまり好きではないのですが、

20代の頃に仕事で失敗をしてしまって、気分転換に林道を走って

長野までキャンプツーリングに行ったことがあります。

同中ずっと雨で、キャンプ場に着いてもテントで雨に打たれながら

考える事は仕事のことばかり。

しかし、いつもとは違った環境で深く考察することが出来たのか

翌朝空が晴れ渡る頃には今後の方向性というか自分成りの答えが

見付かりました。

あの週末一泊のツーリングは自分のターニングポイントだった気が

します。そう考えればたまに遠くまでバイクでも車でも自転車でも

徒歩でも、移動してみるっていうのは良い事なんでしょうね。