生む事が親になることじゃないよね。
大好きだった明治生まれのおばあちゃんは16歳で祖父と入籍しました。
顔をみたことも無い相手と結婚するにあたって色々な衝撃はあったそうだ。
でも結局8人の子供を産んで生涯祖父に寄り添った結婚生活は苦労もあったに
しても幸せだったのだと思う。
自分の子供以外にも家業の関係でいつも数人の少年’(同業者の丁稚奉公)達
が居た。祖母はその少年たちを自分の子供と一切分け隔てすることなく面倒を
見て、一人前の青年に育て上げた。
一緒に暮らしている人間は皆家族で等しいという考えだったのでしょう。
新小岩のラッパー ZORNさんは外壁の職人をしながら音楽を続け
成功しました。しかし、武道館公演の翌日も外壁の仕事をします。
二人のお子さんのいる女性と結婚して「父親」になりました。
父親になっていく過程を歌った「Letter」。
過ごした時間は血よりも濃い~というリリックは重いです。
ZORNさんは他人をdisるより自分の体験したことや家族への愛を歌う
ラッパー。だからこそ中央の権力に執着するあの女性に是非聴いて欲しいです。
葛飾の厳しい環境で育った若者の日常。
血縁では無く育てることで親になるという「当たり前」のこと。
せっかくなのでもう一曲。
私の一番好きなシャウエッセンという曲です。
会社に行きたく無い時に聴くと元気が出ますよ。
帰れる家があったり
晩御飯があたたかい
当たり前なんかじゃない
全部夢みたいな話