ライトノベルってやつがどうも好きにはなれません。
まあ中には面白い作品もあるのでしょうが。
「天竜川高校 竜競部!」
都子 匠(うべ たくみ)
以前、「レーシング少女」と言う同氏の作品を読んで、
それなりにまとまった話だなぁ~と思いつつ読み切った
記憶があったので購入してみたのですが。
まあなんと言いますか、ライトノベルは文字数の制約が
大きいのでどうしても話を一足飛びに展開させないといけない
のでしょうけど、初めてマニュアルのバイクに乗る高校生が
その直後に250ccのレーシングマシンでサーキット(この話では
ツインリンクもてぎの本コース)を走るなんて実際には有り得ません。
この作者の方はご自身もバイクに乗ってレースに参戦なさって
いるのですが、この部分に際して書くことの葛藤は無かったので
しょうか?やっぱり編集さんの意向には逆らえないものなのかな?
この辺を「そういうもんだ」って思いながら読まないと
ならんのがライトノベルの限界なんでしょうかねぇ。
ストーリーの大部分は二輪バイク部の生徒がもてぎで行われる
7時間耐久レースに参加する為にスポンサー集めに奔走する
と言う内容です。
続編もあるので気が向いたら読むかもしれません。
個人的には力量のある作家さんだと思うので、大人向けの
ガチのレース小説(変に恋愛等と絡めたものでは無く)を書いて
欲しいなって思ったりします。