雨後雨

いつも降っています。日差しがあっても。

工作と漫画の思い出

良い漫画と言うのはどんな漫画だろう?

きっとそれは人それぞれ。

答えは読者の数だけ有る。

では私にとっては?

それは、読後にその漫画に描かれていたことを自分も

やってみたい!と思える作品です。

そんな私が子供の頃から好きな作品を挙げてみます。

 

 

 

 

「ラジコン戦争」

     ジェームス・高木/川島よしかず

 

なにやら物騒なタイトルですが、主人公が戦車やゼロ戦

ラジコンでライバルと競い合う~といった内容です。

天下の週刊少年ジャンプで連載されていましたが、

残念ながら単行本化はされていません。

当時小学生だった私は自分で組み立てる本格的なラジコンを

購入するのは当然無理だったので、主人公と同じキングタイガーの

1/35スケールのリモコン(無線では無く有線での操縦)戦車の

プラモデルでストーリーをまねていました。

 

 

 

 

今だったら2万円台でこんな4チャンネルのラジコン戦車が買えるので

子供の頃これが売ってたら一生懸命お年玉を貯めて買っただろうなぁ。

でもコードで繋がったリモコンでも自分で作ったプラモデルを前後左右に

操縦できるのは夢の様に楽しい遊びでした。

 

 

 

  

 

「スカイイーグル」

      遠埼史郎/川島よしかず

 

これも川島先生&週刊少年ジャンプの連載作品です。

そして、同様に単行本化されていません(残念!)。

学校の先生がハンググライダーフリークで生徒(主人公)も

自作の機体で大会に出場する~と言った内容です。

 

私は例によってハンググライダーに興味を持つことになるのですが、

本物なんてとても無理。

そうなるといつもの通り模型を作って遊ぶことになります。

最初はストロガノと呼ばれるストローをフレームにしてそこに

ビニールを貼った模型を作って結構飛ぶことが判りました。

次に当時流行っていたゲイラカイトを裏表ひっくり返して

糸を張って、パイロットの代わりに釣り用の錘をぶら下げた機体を

製作。実家の二階から飛ばしたら30m以上飛びましたが人に当たったら

どうすんじゃ~と父に叱られました(汗)

子供の工作力ではこの辺が限界か?と諦めかけていたら

通っていた模型店でなんとハンググライダーの模型を発見。

 

 

  

 

これがその模型。

数年前にヤフオクで見つけて懐かしく購入しました。

私の自作の粗末な機体に比べて造形は素晴らしく一生懸命組み立て

ましたが、残念ながら調整し切れずに滑空性能は今ひとつでした。

時間が有ったらこのキットをまた組んでみようと思っているのですが、

工作能力は置いておくとしても情熱と言う点に於いては当時の

千分の一程度しかないので、多分小学6年生の自分以下の結果に

なると思われます。

 

 

  

 

プラレス3四郎

     牛次郎/神矢みのる

 

これはパソコンがまだマイコンと呼ばれていた時代の漫画。

メカを組み込んだ1/6スケールのフィギュアをマイコン

操作してリングで格闘させる「プラレス」と言うホビーを

描いています。

単行本化もされましたし、アニメにもなりました。

 


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約20年後になると小型の模型ロボットもジャイロやサーボモータ

からのフィードバック制御が進んで2足歩行が可能になります。

 

 

 

10万円位しますがこんなキットも販売されています。

 

 


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そして「ROBO-ONE」と言う大会も開催されています。

唯、まだまだプラレスと呼ぶには現実は漫画に追いついておらず

相撲寄りのキックボクシングといった感じです。

でもモデラーさん達の熱はかなりのものです。

いつかアニメを追い越す様なプラレスラーが作り上げられる事で

しょう。

 

私はこの漫画の性ばかりではないのですが、どうも進めべき道を

弱電の世界と勘違いしてしまい学業という意味では間違えた選択を

してしまいました。

もっと制御では無く動力や加工そのものにフォーカスする道に

進んでいれば今とは多少違った世界で生きていたのかとも思います。

まあでも、なにかやってみたいことのヒントを漫画から頂いて

それを実行して後悔したなんてことはひとつも無いです。

 

 


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最後にアニメのオープニングテーマ「夢操作 PMP 1」を。

昭和の漫画万歳!!